top of page
Y S D Yamada Noriaki Structural Design Office
山田憲明構造設計事務所
多田善昭の仕事場
所在地 香川県丸亀市
建築主 多田善昭
建築設計者 多田善昭建築設計事務所
構造設計者 山田憲明構造設計事務所
山田憲明 辛殷美
施工者 富田工務店
建物規模 延床面積 138.24㎡
階数 地上1階
主要用途 事務所
主要構造 W、直接基礎
竣工 2017年
掲載 新建築2017年11月号
ヤマダの木構造
高床のピット空間を活かした2方向ラーメン
耐力壁のない開放的な仕事場空間を実現するために、プラン中央帯に沿って2列に並べた中柱(210×210㎜、レッドウッド集成材)の柱頭柱脚部にモーメント抵抗の仕組みを持たせて2方向ラーメンをつくっている。
柱脚部は高床を生かしてピット空間に柱を差し込み1階床とピット底盤の2つのレベルで水平方向変位を拘束することで、柱頭部はレベルをずらして2方向に柱を貫通させた通し貫(60×210㎜、レッドウッド集成材)によって、それぞれモーメント抵抗機構を形成している。
室内に独立してあらわれる3本の中柱は、貫上に小壁が存在する位置に面材を張るなどして水平力の伝達経路を確保した上で、天井まで到達させずに貫上で留め、化粧垂木の連続性を持たせている。
梁間方向の貫は側柱を貫通させて軒下まで延ばし、先端に出桁(だしげた)を設けて支点をつくることで、垂木の成と長さを抑えつつ、1.8mの軒の出を支持している。
bottom of page